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2026.10.01 KENのブログ

土地を買う前に、一度工務店にも相談してほしいと思う理由

最近、土地探しから家づくりを考えているお客様と話していて、よく思うことがあります。

「この土地どう思いますか?」と相談を受けた時には、もうかなり購入する方向で話が進んでいることが多いんです。

僕としては、できればもう少し早い段階で見せてもらいたい。

別に不動産屋さんの見方が間違っているという話ではありません。土地を売買する側と、そこに実際に家を建てる側では、見ているところが少し違うということです。

僕は元々大工なので、土地を見ても、つい建物を建てるところまで頭の中で考えてしまいます。

「ここに足場は組めるかな」

「材料を運ぶトラックは入れるかな」

「この高低差はどう納めるかな」

「隣の家との距離はどれくらい取れそうかな」

こんなことを見ています。

職業病みたいなものですね(笑)。

土地の値段だけでは、家づくりの予算は分からない

例えば2,000万円の土地があったとして、4,500万円の家を建てるから総額6,500万円。

単純にそうなれば分かりやすいのですが、実際の家づくりはそんなにきれいにはいきません。

土地によっては造成工事が必要だったり、擁壁を触らないといけなかったり、給排水の引込みに費用がかかったりします。

古家があれば解体も必要ですし、地盤調査をした結果、地盤改良が必要になることもあります。

外構工事もあります。

登記や住宅ローン、火災保険などの諸費用もあります。

こういうものを全部合わせて初めて「家づくりの総予算」になります。

なので僕は、土地の販売価格だけを見て「予算内だから大丈夫」とはあまり考えません。

むしろ気になるのは、その土地を買ったあと、建物にいくら残せるかです。

土地は気に入った。でも家でやりたかったことをほとんど諦めないといけなくなった。

これは少しもったいないと思います。

安い土地が悪いわけでも、高い土地が良いわけでもない

たまに「では、造成費のかからないきれいな土地を買った方がいいですか?」と聞かれます。

これも一概には言えません。

多少工事費がかかっても、駅から近い、実家に近い、景色が良い、学校区が希望通りなど、そのご家族にとって大きな価値があるなら、その土地を選ぶのは十分ありだと思います。

逆に、価格は安いけれど、造成や解体、インフラ工事でかなり費用がかかるのであれば、別の土地と比較した方がいいこともあります。

大事なのは「知らずに買う」のではなく、「分かった上で選ぶ」ことです。

住宅会社側の都合だけで考えるなら、条件の良い土地の方が建てやすいです。

でも、お客様が暮らす場所ですから、建てやすさだけで決めるのも違います。

ここは毎回、土地と建物と暮らしを一緒に見ながら考えます

僕は土地より先に総予算を考えた方がいいと思っています

僕がお客様と土地探しをするときは、最初に土地価格だけを決めるのではなく、

「家づくり全体で、どこまでなら無理がないか」

から考えるようにしています。

総予算が見えてきたら、そこから土地、建物、外構、諸費用に予算を振り分けていきます。

家にしっかり予算をかけたいなら、土地価格を少し抑える。

どうしても住みたい場所があるなら、土地を優先して建物の大きさや仕様を調整する。

どちらが正解ということではありません。

ただ、この順番を逆にして土地を先に買ってしまうと、あとから調整できるものが建物しか残らないんです。

結果として、家の面積を削る、設備を落とす、やりたかった素材を諦める、という話になりやすい。

僕はそこをできるだけ避けたいと思っています。

土地を見るときは、建物の「入り方」も大事です

土地の広さが同じでも、同じ家が建つとは限りません。

道路の位置、方角、隣地との距離、高低差、法規、周辺の建物。

それによって、駐車場の位置も、玄関も、庭も、窓の取り方も変わります。

南向きだから必ず良いというわけでもありません。

南側に大きな建物があれば日当たりは変わりますし、北側道路でも設計の仕方によっては気持ちのいい家になります。

僕は土地を見る時、「何坪あるか」だけではなく、「この土地にどんな暮らしを入れられそうか」を考えます。

ここは図面上の数字だけでは分からないところです。

「この土地どうですか?」くらいで大丈夫です

土地探しの段階で工務店に相談すると、「もうそこで建てないといけないのかな」と思われる方もいると思います。

でもKEN建築工房では、そこまで決まっていなくても大丈夫です。

気になっている土地の資料でも、不動産サイトのURLでも構いません。

僕らが見れば、

「ここは不動産屋さんに確認しておいた方がいい」

「この条件なら追加費用を少し見ておいた方がいい」

「この土地なら、こんな建物配置が考えられそう」

という話はできます。

もちろん、地盤改良のように調査しないと分からないこともありますし、法規やインフラも最終的には個別確認が必要です。

何でも買う前に確定できるわけではありません。

それでも、買ってから「こんなはずじゃなかった」となる可能性は減らせます。

土地を買うことが目的ではありません。

その場所で、どんな家を建てて、どんな暮らしをするか。

そこが一番大事だと思っています。

もし今、気になる土地がある方や、これから土地探しを始める方がいれば、購入を決める前に一度見せてもらえればと思います。

「まだ買うかどうかも分からないんですけど」という段階で大丈夫です。

むしろ、そのくらいの方が僕らも土地と建物を一緒に考えやすいです。

僕としては、土地探しは不動産だけの話ではなく、家づくりの最初の設計だと思っています。

土地購入前・総予算を相談する

まだ建てる会社を決める段階でなくても大丈夫です。気になる土地や現在考えている予算を見ながら、まず家づくり全体を整理するところからお話しします。

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