目次
~木造住宅の法改正の歴史と微動探査で考える~
皆さんこんにちは。KEN建築工房の田中健太です。
「実は、日本の既存住宅の90%以上が倒壊の危険性がある」
今日はちょっとドキッとする話から始めます。
「実は、日本の既存住宅の90%以上が倒壊の危険性がある」──これが、今の日本の住宅事情です。

この数字を見て、「えっ?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
でもこれは、決して脅しではありません。
実際に現場でたくさんの家を見てきた私たち工務店の立場からしても、肌感覚として納得できる数字です。
では、なぜそんなにも多くの住宅がリスクを抱えているのでしょうか。
そこには「木造住宅の法改正の歴史」と、いま注目の「微動探査」が大きく関わってきます。
「木造住宅の耐震基準、ここが変わった」
日本はご存じの通り地震大国。
そのたびに住宅の耐震基準も見直されてきました。
1981年以前:旧耐震基準
昭和56年6月以前に建てられた住宅は、震度5程度を想定した「旧耐震基準」。
今の大地震には正直なところ、耐えられません。
1981年以降:新耐震基準
1981年6月からは「新耐震基準」。
震度6強〜7クラスの地震でも倒壊しないことを目指した設計になりました。
2000年以降:さらに厳しい基準に
2000年には、さらに改正。
地盤調査の義務化や構造計算の厳格化が盛り込まれています。
しかし、ここで一つ問題があります。
新しい基準で設計されていても、「実際に今の状態が安全かどうか」は、建物が年数を重ねるごとに変わってしまうということです。
時間が経てば建物は劣化する。だから「今」を知ることが大切
どんなにしっかり建てた家でも、経年劣化は避けられません。
地震が直接的な原因でなくても、雨風や湿気によって柱が腐食したり、金物がサビついたりします。
また、地盤も時間とともに沈下や緩みが発生することがあります。
そこで役立つのが「微動探査」です。
微動探査で「今」の耐震性能を数値でチェック!
微動探査は、家や地盤が普段どれだけ細かく揺れているのかを測定し、耐震性能を「数値」で見える化する技術です。
家の中に専用機器を置くだけで、建物そのものの強さやバランス、地盤の状態まで把握できます。
ポイントはここです。
• 建物がどれだけしっかりしているか(硬さ・柔らかさ)
• 建物のバランス(重心と剛心)
• 地盤の揺れやすさ
これらをデータとして確認できるので、感覚ではなく根拠をもって安全性を判断できます。

90%以上がリスクあり。でも、諦めなくていい。
「90%以上が危ない」と聞くと、もう手遅れなのかな…と不安になるかもしれません。
でも、決してそうではありません。
現状をしっかり知ることができれば、必要な補強や対策が取れます。
微動探査を活用すれば、補強前・補強後の性能の違いもデータでしっかり比較できますし、「これで安心だ」と胸を張れる住まいに生まれ変わります。
KEN建築工房では、新築・リノベーション問わず微動探査を取り入れ、これからの住まいづくりをサポートしています。
まとめ
家族の命を守るために、まずは現状把握から
今の住まい、本当に安全ですか?
その問いに自信を持って「はい!」と答えられる家にするために。
まずは、今の建物と地盤の状態をしっかり確認することが大切です。
「KEN建築工房」は大阪唯一の正規取扱店として、微動探査を用いた安全・安心の家づくりをお手伝いしています。
ぜひお気軽にご相談ください。
一緒に、大切な家族の命と暮らしを守りましょう。
◆おしゃれな新築住宅は富田林にあるKEN建築工房にお任せください。
おしゃれな家づくりをするだけでなく、高気密・高断熱、自然素材のお家なども得意としております。
地域密着型をモットーにし、定期的に状況を確認する徹底したサポート体制にも多くの喜びのお声をいただいています。
新しいお家を建ててみたいけど、どのようにしていけば良いのかお悩みの中の方はいつでもお声掛けください。
無料の相談会も開催しておりますので、お気軽にご相談くださいね。
