窓と青空と植栽の緑を楽しめる景観に馴染む家
外壁には、100%自然素材の「そとん壁」を採用しています。 「そとん壁」は、シラス台地の火山噴出物である“シラス”を原料とした外壁材です。 シラスは、鹿児島県から宮崎県にかけて堆積している自然素材で、マグマが急冷されてできた非常に細かい微粒子です。 主成分の珪酸(けいさん)が湿気を調整し、無数の微細な空洞が嫌な臭いや化学物質を吸着してくれるため、環境にも人にもやさしい素材です。 外構には季節の緑を取り入れ、室内からも外からも自然を感じられるようにデザインしました。 また、自転車置き場にもこだわり、木の家と調和する木製の自転車置き場を設けています。
収納量抜群の玄関スペース 玄関土間には風合い豊かな「大谷石(おおやいし)」を使用しています。 家族5人分の靴やお出かけ用のアウターなどをすっきりと収納できる、ゆとりある空間です。
スタディースペースのあるLDK空間 アイランドキッチンからスタディースペースを見渡すことができ、家事をしながらでもお子さまの様子を感じられる安心の配置です。 床材には奈良県産の「吉野杉」を使用し、自然素材ならではのやわらかな足ざわりと心地よい香りが広がります。 キッチンは造作仕様で、空間に合わせたオリジナリティのあるデザインとなっています。
約19帖の明るく開放的なLDK空間 大きな窓からたっぷりと光が差し込み、日中は照明いらずの明るい空間に。 LDKの一角には畳コーナーを設け、くつろぎやお子さまの遊び場など、多目的に使えるスペースとなっています。
LDKの一角に設けた畳コーナー 約3帖の畳コーナーは、ほんの少し小上がりにすることで空間にメリハリを。 下部には収納スペースを設け、見た目もすっきりとした仕上がりに。 腰をかけてくつろいだり、お子さまの遊び場として使ったりと、家族の暮らしに寄り添う空間です。
こちらのお家では、「床下エアコン」を採用しています。 エアコンの暖気で基礎内の空気を温め、循環した暖かい空気が床に設けたガラリから吹き上がり、家全体をやさしく包み込みます。 同時に床自体も温まり、足元から快適に過ごせる空間に。 普段は木の格子でエアコンをさりげなく隠し、デザイン性にも配慮しています。
オリジナルの造作洗面台 木を基調とした温もりある造作洗面台。 背面にはアクセントとして青色のタイルをあしらい、空間に爽やかな印象をプラスしています。 洗面台下にはタオルや日用品をすっきり収納できる棚を設け、見た目と使いやすさの両立を実現しました。
シンプルなウッドデッキ 室内と屋外がゆるやかにつながる、心地よいウッドデッキ。 屋根の庇を少し長めに設けることで、強い日差しをやわらげながら、穏やかな光が室内に届きます。
夜の幻想的なウッドデッキ 昼間だけでなく、夜もやわらかな灯りに包まれた心安らぐ空間に。 家族で語らったり、ひとりでほっと一息ついたりと、時間の流れをゆっくり感じられる場所です。
ほっとする夜の平屋のお家 昼間の表情とはまた違い、夜になるとやわらかな灯りに包まれた幻想的な空間に。 家全体が穏やかな時間を演出してくれます。
28坪で小さく豊かに暮らす平屋 | 泉佐野市
自然素材に包まれた、やさしい時間が流れる住まい 自然素材をふんだんに使い、木の香りがふわりと広がる平屋のお家が完成しました。 無垢材の床には、やわらかな自然光が差し込み、家全体にぬくもりと穏やかさをもたらします。 水回りは回遊できる動線とし、家事のしやすさを意識した間取りに。 収納スペースも動線上に配置することで、毎日の暮らしをより快適に整えました。 窓の位置や風の通り道など、自然の力を活かした「パッシブ設計」を採用。 季節ごとの心地よさを感じながら、無理なく快適に過ごすことができます。 一つひとつの現場の歩みの中で、家族の未来を想いながら。 大工や職人たちの手仕事と想いが、しっかりとこの家に息づいています。
| 担当者 | 田中 健太 |
|---|---|
| 建築士 | 株式会社KEN建築工房 |
| 住宅性能 |
断熱性(UA値) 0.25W/(㎡・K) 気密性(C値) 0.29㎠/㎡ 耐震等級 耐震等級3 構造計算 許容応力度計算 |
| 概要 |
完成 2025年10月竣工 建築地 大阪府泉佐野市 形状 平屋建て 依頼内容 新築注文住宅 敷地面積 72.01坪(238.07㎡) 延床面積 28.61坪(94.61㎡) |